インパクトゾーンマスターとは?

2本のポールの間にボールをセットしショットするのがインパクトゾーン・マスターです。クラブヘッドが的確にターゲットラインをとらえ、フェースがスクエアになる正しいクラブのアクションを覚えることができます。

井上透

僕と市原プロは3年前からプロのコーチという契約をしまして、ようやく去年初優勝してくれたわけですけど、僕が一昨年ぐらいから、TABATAさんと共同開発した練習ツールがあるんですけど、市原プロは、まず一番最初に「インパクトゾーンマスター」ですね。もう必死になって練習しましたね。

それまではですね。市原プロはもう、なんて言うんですかね、初めて会った印象は、正直言っていいのかな?

市原建彦

正直スバンと言っちゃってください。

井上透

「ものすごいショット下手だな」と思いましたね。

市原建彦

そうですね。はい。(苦笑)

井上透

「飛ぶけど曲がる」っていう印象でした。でも、「インパクトゾーンマスター」を使ってだいぶ良くなったのかな?

市原建彦

まぁ、だいぶと言うよりかなり良くなりましたね。
最初、「インパクトゾーンマスター」を使わせていただいたときも、バカバカ(青いレールに)当たって、球もどっちいくか、分からない状態だったんですけれど、これを使い始めてから、結果も出始めて、本当「インパクトゾーンマスターさまさま」ですね。

井上透

去年(2006年)ツアー中に使ってて、色々な選手が「タツ、ちょっと打たせてよ」ってね、練習場とかで練習してると、ちょっと目立つんでね。色々な選手が打ってたよね。

市原建彦

そうですね。一番最初使い始めたのが僕なんですけれど、そのあと片山晋呉選手が使い始めたんですよ。そしたら、問い合せが殺到したみたいで、「最初に使い始めたのが、僕なんだけどなぁ」と。やっぱネームバリューって大事だなって。

井上透

いや、でも去年優勝して、タツもちゃんと結果を残してくれたんで、本当に僕らにとって、すごくいいシーズンでしたね。

市原建彦

そうですね。実ったというか。

井上透

あと、プレイヤーにはタイプがあって、自分の技術を安定させるっていうか、年間通して同じ状態を保つっていうのは、すごく難しいんですよ。

とくに市原プロのレッスンをするにあたって、僕のコーチとしてすごく難しい部分というのは、感性が豊か過ぎてすぐイメージが変わっちゃうんですよ。「今日はこんな感じ」だとか、「次の日になったら全然違うイメージがわいちゃう」とか、一般のゴルファーもよくあると思うんですけど、そういうことが起こってしまうと、いい状態をキープしづらいんですね。「できるだけ感覚を安定させて、いつも同じフィーリングでいる」というのが、僕と市原プロとの共通のテーマだったんですね。

だから、それを具現化するという意味では、この「インパクトゾーンマスター」は、市原プロにとって最強ツールだったのかな。

市原建彦

そうですね。
僕は人に比べてすごいズレが出るタイプなので、こういう器具を使わせていただいて、ズレを直すという作業を毎日のように繰り返すのが大事なのかなと思いますね。

井上透

最初に市原プロが来たときに、ドローというか大きなフックとか大きなスライスが、すごい出やすい状態だったんですよ。しかも、ドロー、どちらかといったら、ドロー以下だったのかな。

それを本人のほうから「フェードにしたいんです。フェアウェイに置きたいんです。」というような話があって、「それじゃ、ちょっと『フェードボールの習得』というのをやっていこう」という話をしたんですけれど、フェードを打っていくうちに、どんどん曲がり幅がきつくなってくるんですよ。要はフェアウェイ左サイドからからフェアウェイセンターにいくような、フェードボールがベストだとして、建彦は、どんどん左のフェンスのほうを向いちゃうんですよ。「おまえ、どこ向いてるんだよ?」みたいな向きを向いて「ぎゅぃーーん」ってフェアウェイにくるんですよ。

市原建彦

なんでも、やり過ぎちゃうんですよね。(笑)

井上透

そうそう。 (笑)
だから、300以上飛んでた飛距離もいつのまにか260ヤードくらいしか飛ばなくなったりして。
でも、そうなってくると、なかなか「ツアーを1年間通して良いコンディションで戦う」っていうのが難しいので、こういった「最低限ストレートボールをマスターしよう」っていう努力をしながら、そのなかでもストレートフェードだとか、ストレートドローだとかという曲げ方をしていかないと年間通しての調整はすごく難しいということですね。

市原建彦

そうですね。はい。
まぁこれがあれば、「このインパクトゾーンだけ、まっすぐ動いていればいい」というか、シンプルな曲げ方になるので、頭の中もクリアーになりますしね。ストレスもあまり溜まらなくなりましたね。

井上透

これ、本当の事ですが、トップ選手でも平気で調子が悪いと(青いレールに)当たるんです。一番狭い幅にするとね、かなり狭いですね。

でも、これは本当にストレートボールをマスターするためのツールなんですよ。多分みなさんね、理想としては「どの球がいい?」ってストレートボールと言うに決まってるんですよ、理想はね。ただ、その中でストレートフェードだとか、ストレートドローっていうのが持ち球だったりするんだけど、やっぱりいいスイングだとか、いいボールだとか、いいショットをマスターするためには、ストレートボールを習得するっていう努力をしていかない限りは、いい球質にならないんですよ。

だから、なんとなく練習場で打って、まぁ、フェードでフェアウェイいけばいいとか、ドローでフェアウェイいけばいい、という考え方もあるけど、より高いレベルに向かうためには、「ストレートボールをマスターしていく」っていう気概がないとなかなか難しいっていうのがありますね。

市原建彦

そうですね。気概が大事ですよね。

井上透

ご存知かと思うんですけど、去年(2006年)、市原プロは優勝して、年末にアジアツアーのクォーティファイスクール(予選会)にトライしてね。見事に5位タイの成績で、アジアの出場権を獲得しました。もうすでに今期2試合アジアで試合をこなしてですね。残念なことに・・・・。

市原建彦

予選落ちなんですけれど。
まぁ、それはパターが入らないんですよ。僕は「パターでもこういうのないかな」って井上さんに相談してるんですけれど、ないですかね?

井上透

ま、まかせて、もうちょっと待って。まだ見せられないけど、あるんだけど、見せられない。

市原建彦

そうすると、井上さんいらなくなっちゃうわけじゃないけど、、、

井上透

いや、だめだめ、作った開発者と契約してください(笑)。 「いらない」とか言われると、すごいさみしいから。ま、でも基本的には僕がいなくても、「どういうものを目指したらいいか」と、分かってもらえれば、練習ツールとしては、一番ベストだと、いうふうに思うんですよ。

実際に、この開発をするにあたってなんですけど、タバタの社長さんに挨拶にいった時タバタの社長さんが、練習器具っていうのは、遊び感覚が大事だと。要は、「やって楽しいっていうのが大事」だという話をして、たしかにその通りだなと。ただ、既存の練習器具っていうのは、大体やった瞬間楽しいんですよ。でも1時間とか2時間とかで飽きちゃったりするケースがあるじゃないですか?だから普遍的な技術をマスターするためのツールを作りたいんだっていう話をして、永久的、永続的に続けていけば、必ず上達の方向にいくというものを作りました。

だからあまり派手とかじゃなくて、「シンプル・イズ・ベスト」っていう考え方で作っていった製品なんですよ。だからそういったものがですね。まぁパターとか。本当はあるんですけど、まだ見せられないですけれどね。「そのうち楽しみにしていただければ、いいかなー」っていうふうに思ってます。

井上透

で、次はアジア、いつ行くんですか?

市原建彦

来週のシンガポールに行きます。

井上透

シンガポールオープンっていうのは、まぁ、佐藤プロとも一緒に行ってきたんですけど、ほんとに、難しいよね。

市原建彦

そうですね、ヨーロピアンツアーとのジョイントなので、アジアツアーのカントリーイベントが高くて、ほんと良い選手がくるので、ほんとレベルが高いですね。

井上透

高い。で、実際ヨーロッパとかアジアに出てみて、どうですか、ゴルフ感変わりましたか?

市原建彦

やっぱ、うまい人多いんだなーって(笑)

井上透

はははは それはそうでしょ。うまい人多いよね。(笑)
市原プロは世界ジュニア優勝して、鳴り物入りでプロに入ったんですけど、まぁ、そこにいる市原プロが、マスターズに出てくれるのかな?

市原建彦

まぁ、いちおう目標として頑張ってみます。

井上透

あと、「インパクトゾーンマスター」持って、マスターズ出てください。

市原建彦

それは、もう間違いないと思います。これがないと生きていけないくらい。けっこう重宝しているものなので。

井上透

でも、本当に、今度ツアーの会場にぜひ見に来てください。
ツアー会場でね、各国のプロゴルファーの選手たちが練習場で、朝の練習、終わったあとの練習でこのツールを使って練習しています。それは僕が契約してるとか、してないとかいうことに限らず、やっぱりストレートボールの習得をするためには『インパクトゾーンの習得』っていうのが一番のベスト。しかもプロゴルファーでもですね、正直いって(青いレールに)当たるんです。片山晋呉君も当たってましたよね。一発ね。

市原建彦

当たってましたね。でも、2週間位すると、ドライバーからすべての球が当たってましたけどね。んで、すぐにABCチャンピオンシップで優勝してね。ポール・シーハンも使い始めてすぐ優勝して、まぁ、宣伝みたいになっちゃって嫌なんですけれど。

井上透

タツが、「だから、井上さん、あんま渡さないでくれ」って言ってたもんね。

市原建彦

そうなんですよね。
「これを使えば誰でもうまくなれる」と僕は本気で思っているんで。

井上透

そう言われるくらいプロレベルでも、調整するときに役立つツールです。

プロの感覚っていうのは、仮にフェードボールがちょっと自分がカットの軌道で入ってるなっていう時に、それでもピッて飛んじゃうんですよ。ただ、ある一定のミス幅、ちょっとズレた状態ですね、そうするとコンディションがガンって落ちるんです。で、そのコンディションが落ちる前に、自分がミスを修正できるっていうのが、年間通して戦うために、ものすごく大事になってくるわけです。

だから、本当にコンディションが落ちる前に軌道のズレっていうのを把握できる練習ツールっていうのが必要になってくるわけですよね。そういった意味で、3段階になるんですけど、プロゴルファーの人には、ぜひ1番幅が狭いところでやってほしいなと。

アマチュアの方も、最初は、幅が広いところだと(青いレールに)当たらないんですよ。で、当たらなければ、真ん中のところにしてみてください。そしたら、当たる人もいるかもしれない。ただ、それでも当たらないのであれば、一番幅がせまいところでやってください。これはプロと同じ幅です。この幅でもし当たらないのであれば、間違いなく、ボールの打ち出しは、ピンの方向に行きます。ただ、フェースがかぶってれば、左にいきますよ。開いていれば右にいきます。ただ打った瞬間の球はまっすぐ行きます。

これができれば、ストレートを打つ準備ができたというがいえると思います。ねえ、タツ?

市原建彦

その通りです。だから『コースだけじゃなくて通しながら、まっすぐ打つ』というのが大事だと思いますね。通すだけなら、たぶん、誰でもできると思うんですよ。その通しながら『まっすぐ打つことが正しい』と体に覚えさせるって事が大事だと思うんです。

井上透

そうだね。これを打ち抜けると自信が持てるんですよ。コースの中でスウェーに立つって努力をすると思うんです。この練習ツールに対して、クローズに構えたり、オープンに構えたりすると、ものすごい違和感があるわけですよ、要は、もう直線があるわけですから。『それに対して正対して構えよう』というのが人間の習慣じゃないですか、で、正対して構えた結果、これ通らないんですよ。思ったより。

プロの選手でもアライメントのズレって、かなりあるわけです。だから、まずこれがあることによって『正対して構えられる』と。しかも正対した状態でクラブの軌道が、ストレートの軌道ができるよって。正直言って「これやって悪くなるプレーヤーは、いないであろう」っていうふうに思います。

市原建彦

そうですね。そう思います。まっすぐに対して。わかりやすいですね。『自分がまっすぐ立ってる』ことがわかりやすい。すごいいい器具だと思います。

井上透

まぁ、市原プロは、これから世界に羽ばたいていってくれるときにね。ぜひともこの「iMETHOD」を使いながら行ってほしいなと思いますね。

2007/02/25
41st JAPAN GOLF FAIR 2007 (TABATAブース) にて
対談の臨場感を感じていただくために、
基本的に会話をそのまま文字にしました。